山寺家は200年以上前より、韮崎の地で商売を営んでいます。江戸時代は、雑貨商をしておりました。
明治6年(1873年)より、高祖父が、修業先より「暖簾分け」をしていただいた「井筒屋」という屋号を名乗っております。
明治初期、「井筒屋」も重要産業の製糸の卸業を本業にしておりました。
ところが、大正末期からの価格暴落を機に、それまで副業としていた、醤油、味噌の製造を本業として、現在に至っています。
醤油、味噌の製造元は昭和20年頃には山梨県内に60軒ほどあったそうですが、今では醤油の製造元は2軒、味噌の製造元は数件に減少してしまったことに危機感を覚えます。
「山梨県から醸造の灯を消してはいけない」「日本の伝統的な食文化を守り、後世に繋げていくことこそ使命」と肝に銘じ、 引き継がれてきた伝統の製法を守りながら、醤油・味噌・麹造りに励んでおります。
歴史と伝統、そして多くの皆様に支えられている感謝を常に忘れず、醤油・味噌・麹の限りない未来に貢献する「井筒屋醤油」をどうぞよろしくお願い申し上げます。
井筒屋醤油株式会社
代表取締役 山寺英一郎